●レグザ内蔵HDD「THH-30U5」分解、大容量HDDへの換装



http://www.4682.info/thh-30u5
2016/06/4更新
ちょっと古い機種のことになるのですが、東芝レグザテレビの内蔵ハードディスクについて調べました。
内蔵HDDについて、純正以外のHDDへの換装の成功事例はありませんでした
たとえ、同容量でも認識しません。したがってHDD初期化ができず使えません。
ここに東芝製HDDへの換装の成功事例がありました。 レグザは内蔵HDDの認識でHDDのベンダーIDをチェックしていると考えられます。今回、ベンダーIDを書き換えて、大容量HDDへの換装を試みました。
 
内蔵HDDがカートリッジ型になっていて、ユーザーでユニット交換が可能な機種は以下のとおりです。
しかし、お客様ご自身で簡単に交換できるというのはいいのですが、販売終了で入手できません。

<東芝レグザテレビの内蔵ハードディスクと対応レグザ>
内蔵/外付けHDDのフォーマット形式について、掲示板でご報告をお待ちしております。
純正HDD
HDD種類
eSATA HDD対応レグザ USB HDD対応レグザ
THH-50U7
500GB
2.5インチ
9.5mm
TOSHIBA
MK5076GSX
-
37H1
32H1
42H9000
37H9000
32H9000
THH-30U5
300GB
2.5インチ
9.5mm
TOSHIBA
MK3052GSX
または、
TOSHIBA
MK3255GSX
42H7000
37H7000
32H7000
46FH7000
40FH7000
42RH500
37RH500
32RH500
52ZH500
46ZH500
52ZH7000
46ZH7000
42ZH7000
42H8000
37H8000
32H8000
THH-30U4
300GB
3.5インチ
Hitachi(HGST)
HDT725030VLA380

52H3300
46H3300
52H3000
46H3000
42H3000
37H3000
32H3000
-

今回、障害が起きた42H7000の内蔵300GB HDD THH-30U5を復旧しようとしたのですが、HDD Regeneratorでバッドセクターが400個ほど発見されました。セクターは修復はされたのですが遅延セクターが120個ほどあり、正常な使用は無理と判断しました。
メインはeSATAの1TBポータブルHDDを使用することにして、余ったTHH-30U5について換装に挑戦しました。


結局のところ、eSATA対応のレグザにはeSATA HDDを接続するのが手っ取り早いです。
eSATA HDDが入手難ですが、eSATA変換ケーブルがあります。
2.5インチHDDと組み合わせて
eSATA対応のHDDとして、H7000に接続して録り逃しなく安定動作しています。
余裕の1TBで録画時間が3倍以上になりました。USBバスパワー駆動なので2.5インチ HDDのみ対応です。
取り付けに際してはケーブルが50cmしかないので電源延長タップが必要です。
HDDはダイソーでちょうどよい大きさのブックスタンドを買って段ボールを挟んでタイラップバンドで縛っておくとよいです。USB充電器は安定動作のため1A以上のがよいでしょう。90円ぐらいの格安粗悪品を使うと録画ミスはもとより、最悪HDDが即死する恐れがあります。

こちらも参考にしてください。
東芝REGZAの内蔵HDD故障→増設HDD設置の手順
http://sglg.net/2015/03/24/regza_37h7000_hdd/

東芝2.5インチHDD 1TB
MQ01ABD100
eSATA変換+
USBバスパワー
ケーブル
(私が出品してます。)

3個口安全タップ
2m
TAP-TSH32
スマホ充電器
5V 2.4A



<大容量HDD換装のための考察>
レグザは内蔵HDDの認識でHDDのベンダーIDをチェックしていると考えられます。

HDDの情報
チェックの有無
ベンダーID
×:チェックしていると考えられる。
純正採用されているのと同じ特定モデルしか認識されず使えない。
シリンダー数(容量)
?:チェックしていないと考えられる。(希望的観測)
46ZH7000の標準MK3052GSX(300GB)をMK5076GSX(500GB)へ交換した事例があるため。少なくとも単独ではチェックしていないが、ベンダーIDとセットかもしれない。
ファームウェア
バージョン
○:チェックしていないと考えられる。
なぜなら、生産の都合で変わり、あらかじめレグザが情報を持っておくことができないため。
シリアル番号
○:チェックしていないと考えられる。
なぜなら、HDD個体毎に違い、レグザが全HDDの情報を持っているとは考えられない。
ディスク上のデータ
○:チェックしていないと考えられる。
なぜなら、レグザにはHDD初期化というメニューがある。


  - 免責事項 -   必ず作業の前にお読みください。 
  • 録画番組滅失、パソコン・HDD・REGZAの故障など、いかなる損害が発生した場合も補償しません。
  • 失敗しても(使用できない)補償しません。自己責任でチャレンジしてください。


<HDDのベンダーID書き換え方法>
Xbox 360で市販のHDDが使用できるようにするツール「HddHackr」を使用します。このツールはウエスタンディジタル製HDDのベンダーIDなどの情報を書き換えることができます。

<手順>
  1. THH-30U5を分解して、新しいHDDと入れ替える。
  2. THH-30U5に使用されているHDDのベンダーIDを確認する。
  3. HddHackr」で新しいHDDのファームウェアの情報をundo.binに書き出す。
  4. 新しいHDDのundo.binのベンダーIDをHxDで編集する。
  5. HddHackr」のリストア機能で新しいHDDに書き戻す。(編集したundo.binでリストア)
  6. レグザに取り付けて、HDD初期化をする。
参考:Hack a 250gb, 320gb or 500gb Sata harddrive to work in the Xbox 360 and Xbox 360 Slim


1.THH-30U5を分解して、新しいHDDと入れ替える。

ヤフオクで買ったトルクスドライバーのT5(おしりが黄緑)で開きました。

分解防止ねじ(トルクスT5)が使われています。

新旧HDDの比較。両方とも9.5mm厚です。
新しいHDDに入れ替えました。

蝶番の真鍮ネジが同じようなサイズでした。

真鍮のプラスねじになりました。

2.THH-30U5に使用されているHDDのベンダーIDを確認する。

  • オリジナルのTHH-30U5 300GB 純正HDDのベンダーIDは以下のとおりでした。
    「TOSHIBA MK3052GSX」
  • ちなみに新しいHDD 500GBはこれです。
    「WDC WD5000BEVT-00A03T0」・・・このままでは絶対に認識しません。
TOSHIBA MK3052GSX (注意が出てます。)
WDC WD5000BEVT-00A03T0


3.「HddHackr」で新しいHDDのファームウェアの情報をundo.binに書き出す。

新しいHDDをXbox 360用データでフラッシュする時にバックアップのための副産物として、ファームウェアの情報をundo.binに保存できます。HDDHackrはDOSのツールなのでDOSのブータブルUSBメモリーを作成します。
参考:DOS起動用のUSBメモリを作る(DOS-on-USB編)

作成したUSBメモリーに書き換えツール「HddHackr.exe」と、Xbox 360のデータ「HDDSS.BIN」を保存します。

HDDSS.BINは、我が家のXbox 360の250GB HDDから作成しましたがネットでも入手できます。(自己責任で)

パソコンのBIOS(UEFI)で、ハードディスクコントローラーの設定をIDEにします。

作成したUSBメモリーから起動します。HddHackrを実行します。hddhackrと入力してEnter。

書き換えするドライブの番号を選びます。WDC WD5000BEVT-00A03T0が対象なので2を入力してEnter。

ファームウェアのフラッシュをするので、fを入力してEnter。

用意したファイルhddss.binと入力してEnter。

バックアップファイルを保存します。undo.binと入力してEnter。

次は、yでEnter。

この画面がでたら、書き換え完了です。いったん電源を落とします。(再起動ではダメです。)


4.新しいHDDのundo.binのベンダーIDをHxDで編集する。

これからHxDでベンダーIDを書き替えるのですが、やり直しや元に戻せるようにundo.binのコピーをとっておきます。

HxDを管理者権限で起動し、ファイルを開くでUNDO.BINを開きます。


スクロールして、ベンダーIDが書いてあるところを探します。ありました。すぐに見つかりました。


このように書き替えます。ずれないようすべて上書きします。余った文字はスペースで上書きです。

完了したら、HxDを終了して、はいでUNDO.BINの変更を保存します。


5.「HddHackr」のリストア機能で新しいHDDに書き戻す。(編集したundo.binでリストア)

作成したUSBメモリーから起動します。HddHackrを実行します。hddhackrと入力してEnter。
Xbox 360用HDDのベンダーIDに書き換わっているので、ドライブの選択で間違わないよう気を付けてください。
私の場合は、HITACHIになっていました。

今度はリストアですから、rを押してEnter。

先ほど編集したundo.binで書き戻します。undo.binと入力してEnter。

書き換えると、このとおり、TOSHIBA MK3052GSXになっています。
シリアル番号とファームウェアは編集してないのでウェスタンディジタルの元のものに戻りました。
このとき、同時に容量も250GBから元の500GBに戻ります。
電源を落とします。(再起動ではダメです。)

WindowsでCrystalDiskInfoで確認すると、ベンダーIDが東芝で容量が500GBになっています。
今回ベンダーIDを書き替えた500GBです。

純正の300GBです。(注意が出てます。)


6.レグザに取り付けて、HDD初期化をする。

この書き換えて換装したカートリッジをレグザに接続します。
果たして認識してHDD初期化ができるかどうか。乞うご期待。


7.認識しませんでした。

持ち主へ返送して試したところ、42H7000に取り付けて認識してくれませんでした。残念!
ベンダーIDを東芝純正の300GBと同じにしましたが容量は500GBのままでした。500GBの東芝純正HDDと同じベンダーIDだと違う結果になっていた可能性があります

HDD換装(液晶TV)(東芝限定) 東芝液晶テレビの内蔵HDD換装情報 HDD換装情報ください。◆(1)換装成功◆
  • 46ZH7000標準MK3052GSXをMK5076GSXに換装(半)成功。NOVACの2レンジャー改でクローン。クローンなので300GBで認識、HDD登録名もそのまま。REGZAファームは最新。 -- 2013-08-14 (水) 20:38:25

この情報から42H7000も同じ世代であることから、MK5076GSXのベンダーIDでなら容量500GBで認識するのではないかと思います。


ベンダーID
容量
結果・予想
純正
MK3052GSX 300GB
○ 認識する(当たり前)
前回 MK3052GSXに書き替え 500GB × 認識しない(容量のせい?)
今回
MK5076GSXに書き替え 500GB MK5076GSXが46ZH7000で認識
次回
MK3052GSXに書き替え 300GBに書き替え ベンダーIDも容量も同じならOK?

幸いなことにWDC WD5000BEVTと東芝 MK5076GSXはセクター数(容量)が完全に一致しています。
WD5000BEVT LBA : 976773168 MK5076GSX LBA : 976,773,168
MK5076GSXに書き替えて再チャレンジ  
 

認識しませんでした。
東芝MK5076GSXそのものを手に入れたので試してみます。

結局、MK5076GSXも認識しませんでした。
次はUDFでフォーマットしてみてとも思いましたが、持ち主が1TBのeSATAが使えたので終了にしたいとのことでしたので、内蔵を認識させる試みはここで断念しました。
分かったこととしては、ベンダーIDだけでは認識できないようだということです。
もし次チャレンジする方は、フォーマットも同じにして試してみてください。

情報交換のための掲示板はこちらです。また、このポストも参考にしてください。