●レグザHDD復旧ソフト「REGZA HDD Easy Repair」の使い方



「REGZA HDD Easy Repair」は、東芝製テレビREGZAのハードディスク復旧・修復ソフトです。
レグザで認識されなくなったり、検索エラーで再生できなくなったUSB HDDの修復をこのソフトで試みることができます。
Windowsパソコン、Intel Macで無料のLinux OS、Ubuntuを起動して使います。Linuxのxfs_repairコマンドを使用して可能な場合に修復されます。
本ページに目を通してみて、やはり自分では作業が難しいという方は代行作業を行っています。


謝辞:本ソフト「REGZA HDD Easy Repair」はNETBUFFALOさんに開発していただきました。ありがとうございます。NETBUFFALOさんによる本ソフトの紹介はこちらです。
謝辞:REGZAハードディスク修復代行作業がきっかけで、「REGZA HDD Easy Copy」「REGZA HDD Easy Repair」インストーラーの64ビット対応を浦下さんがしてくださいました。ありがとうございます。浦下さんのDEBパッケージ64ビット対応作業の詳細はこちらです。


修復手順
  1. UbuntuのLive DVDでパソコンを起動する。
  2. Ubuntuが起動したら、「REGZA HDD Easy Repair」をインストールし、実行する。
  3. 修復したいUSB HDDをパソコンに一台だけ接続する。
  4. 「(2)機器検索」ボタンを押して、修復するHDDを認識させる。
  5. 修復したいUSB HDDが認識され、選択されていることを確認する。
  6. 「(5)修復実行」ボタンを押して、修復を実行する。
  7. Ubuntuを終了し、修復したHDDをREGZAに接続する。
必要なもの
  • UbuntuのDVDイメージ(ダウンロードで入手)
    32bit版の「REGZA HDD Easy Repair」には、Ubuntu 12.04を使用してください。
  • REGZAハードディスク簡単修復ソフト「REGZA HDD Easy Repair」(64bit版)をダウンロード
    最新版のxfsprogsではバージョンが新しすぎて、REGZAのHDD(古いxfsprogsが必要)に対応できないことがあります。その場合は32bit版の「REGZA HDD Easy Repair」とUbuntu 12.04を使用してください。
  • DVD記録メディア一枚(UbuntuのLive DVD作成に必要)
  • パソコン (メモリー:1GB以上)
    • DVD記録メディアが焼けること(UbuntuのLive DVD作成に必要)
    • DVDから起動できること(Ubuntuを使用するために必要)
    • USBポートの空きが1つ以上(USB HDDを接続)
  • Ubuntu環境でのインターネット接続(本ソフトのインストール時に必要)
    またはUSBメモリー1本(debパッケージをWindowsでダウンロードして保存してUbuntuで読み込み)

   - 免責事項 -   必ず作業の前にお読みください。 

  • 本作業により正常再生されると保証するものではありません。あくまで最終手段として実施してください。
  • 録画番組滅失、パソコン・HDD・REGZAの故障など、いかなる損害が発生した場合も補償しません。


このページのrepairを実行する前に読んでください。2018/10/29追記
 5年ほど、認識しなくなったレグザのハードディスク復旧の代行作業を行った結果、Linuxのxfs_repairコマンドを使う方法よりもいい方法が分かりました。より深刻な障害にも対応できて復旧率も数倍上です。
ひとことでいうと、本当に大切な録画を復旧しようという時には、xfs_repair(REGZA HDD Easy Repair)をいきなり掛けるのは得策ではないということです。


作業はこの一覧に載っているREGZAテレビとチューナーのUSB HDD対応の機種が対象です。
●東芝REGZA〈レグザ〉ハードディスク対応 仕様比較表(種類/台数/容量)
レコーダー(RD-○○・・)は、HDDのフォーマットが異なるらしい(UDF?)のでムリです。
DBR-M190/M180/M490/D-M470/430、DBR-Z420/Z410 DBR-T460/T450はできると思います。


Ubuntuで本ページを開いて作業すると便利です。
UbuntuのFirefoxでスタートページのGoogleから4682.infoで検索し、本ページにアクセスしてください。「regza 復旧」でもこれます。)



<修復手順詳細>
1.UbuntuのLive DVDでパソコンを起動する。

作成したUbuntuのDVD記録メディアでパソコンを起動します。Ubuntu日本語版 DVDイメージのダウンロード 
パソコンをDVDから起動するにはパソコンの起動画面でボタンを押す必要がある場合があります。
押すボタンは機種によって異なります。マニュアルを参照してください。


Windows 8以降のパソコンでDVD/USBからUbuntuが起動できない場合、セキュアブート機能を無効にしてください。セキュアブート機能を無効にしても起動しない場合、仮想環境を利用してください。
※記事はREGZAHDD Easy Repairですが、同じ手順で使用できます。
起動してインストールのようこそ画面がでたら、「Ubuntu を試す」をクリックしてください。


    2.Ubuntuが起動したら、「REGZA HDD Easy Copy」をインストールし、実行する。

    ダウンロードとインストール方法
    REGZAハードディスク簡単修復ソフト「REGZA HDD Easy Repair」ダウンロード
    1. UbuntuのFireFoxブラウザで本ページを開き、regza-hdd-easy-repairの.debパッケージファイル(64bit版)をダウンロードします。また本サイトは「regza 復旧」で検索できます。

    ダウンロードが終わってdebパッケージファイルダブルクリックすると、Ubuntuソフトウェアセンターが起動しますので、インストールボタンをクリックしてインストールしてください。
    Live DVDの場合、メモリー上にインストールされます。

    インストールが終わったら、(×)でUbuntuソフトウェアセンターとFireFoxを閉じます。

    「REGZA HDD Easy Repair」は、左下のアプリケーションを表示するをクリックし、「regza」で検索して起動してください。


    「REGZA HDD Easy Repair」は(ハートマーク)のアイコンです。


    3.修復したいUSB HDDをパソコンに一台だけ接続する。
    4.「(2)機器検索」ボタンを押して、修復するHDDを認識させる。
    5.修復したいUSB HDDが認識され、選択されていることを確認する。
    6.「(5)修復実行」ボタンを押して、修復を実行する。

    【実行前】

    【実行後】
    「Total run time: X seconds
    「done」
    「DO_REPAIR_SUCCESS」
    このように表示された場合、修復完了です。取り外してレグザに接続して試してみてください。
    これ以外のメッセージのときは、残念ながらこのソフトでは修復不可です(Fatal error、入力/出力エラー時)。



    6.Ubuntuを終了し、修復したHDDをREGZAに接続する。
    録画リストが出て再生できますか?


    Fatal Errorの場合、TestDiskを使った事例のこちらも参考にしてみてください。

    HDDの状態がもっと深刻な場合、
    HDDにバッドセクタができていて、ヘッドがカッタンカッタンとなって読み込めない場合は、まずHDD Regeneratorを使ってバッドセクタを修復しください。バッドセクタがリカバーされて読み込みできるようになります。デモ版では1ヶ所しか直せませんが繰り返せば修復できます。
    次にパーティションが存在しない場合は、TestDiskでパーティションをスキャンして復旧してください。
    そのあとでREGZA HDD Easy Repairでxfs_repairを実行してください。
    xfs_repairでエラーはでるけど、録画ファイルはUbuntuで見れているという場合は、レグザで登録初期化したHDDに録画ファイルをコピーしてみてください。復旧事例

    xfs_repairだけでは、直せる状況が限られるのですが、HDD RegeneratorとTestDiskを併用するとかなり対応できる範囲が広がります。xfs_repairだけであきらめずに、HDD RegeneratorとTestDiskを使ってみることをお勧めします。復旧事例はこちら。


    うまくいったら、あとの方の励みになると思いますので、
    掲示板http://regza2000.bbs.fc2.com/にご報告ください。型番を忘れずに。(^^)


    本ページに目を通してみて、自分では作業が難しいという方は代行作業を行っています。

    <作業内容>
    1. 復旧可否を診断
    2. HDD Regeneratorで不良セクター修復 →レポート印刷
    3. TestDiskとPartedでパーティション復旧(パーティションがない場合)
    4. xfs_repairコマンドでXFSフォーマット復旧
      復旧してもHDDにダメージがあって継続使用が危険な場合、次から選ぶ。
      (a)返却後に自分でレグザで別のHDDにムーブする。(一部番組の場合)
      (b)新しいUSB HDDへ丸ごと移し替え(録画番組全部が必要な場合)
    5. はこBOONで返却
    新しいUSB HDDへ丸ごと移し替え
    1. xfs_adminコマンド等で旧HDDのUUIDを取得
    2. Raise Data Recovery for XFSで旧HDDの録画番組を吸い出し →レポート印刷
    3. 新しいHDDの受領(Amazon等から直送)
    4. 新しいHDDをREGZA(42Z2または37Z8000)で登録初期化
    5. xfs_adminコマンドで新しいHDDのUUIDを書き換え
    6. UbuntuのNautilusで新しいHDDへ録画番組を書き戻す
    7. はこBOONで新旧HDDをまとめて返却
    ※著作物が自由に使える場合 -文化庁ホームページ
    著作権制度上の保守,修理等のための一時的複製(第47条の4)に該当
    レグザ本体に紐づいたUSB HDDと録画番組は複製機器構成の不可分の一部であり、USB HDDは内蔵メモリにあたる。交換した内蔵メモリ(USB HDD)に著作物を改めて複製し直す際、一時的に別媒体への複製を行うことができる。

    本ソフトの利用にあたり、次の点をご留意ください。
    • 東芝への問い合わせはご遠慮ください。本ソフトは東芝とは無関係です。
    • 本ソフトはまったくの無保証です。自己責任で利用してください。
    • 「REGZA」および「レグザ」は、株式会社東芝の商標または登録商標です。