●東芝BSアンテナBCA-453、BCA-453K取扱説明書 取付け 付属品 レビュー



錆びて古くなったBSアンテナの取り替えのため、東芝 BS・110度CSデジタルハイビジョンアンテナ BCA-453を買いました。
Joshin webで4,380円(税込み、送料別、ポイント2倍)でした。性能や取り付けをレビューします。
ベランダの取付金具、アンテナケーブルは既設のものをそのまま流用しましたので、アンテナ単体のBCA-453にしましたが、取付金具または同軸ケーブルが必要ならアンテナセット BCA-453Kがお得です。

<BCA-453構成部品、付属品>
反射鏡(マスト取付金具付)・・・1個、コンバーター(1次放射器、アーム付)・・・1組、F形接栓(5C-FB用)・・・1個、防水キャップ・・・1個、結束バンド・・・1本、取扱説明書・・・1部

アンテナセット BCA-453Kの場合、以下が相違点です。
取付金具・・・1組、同軸ケーブル(4C-FB):15m(片側接栓加工付、防水キャップ付) 、F形接栓(4C-FB用)・・・1個


<新しい40cm級アンテナと、古い45cm級アンテナの比較>
東芝 BCA-453(左)と、1999年に取り付けて12年経過し、今回取り外したMASPRO BS parabo BS45C(右)です。縦長と横長の違いがあって面白いです。

【外観】
MASPRO BS45Cはアナログのときに買った古いBSアンテナですが、BSデジタルも全部映りました。アナログテレビの買い替えでパラボラアンテナも替えないといけないのでは? と考えるのは自然な流れですが、110°CS(スカパー!e2)さえ見なければアナログのときに使っていたBSアンテナで十分です。

なぜならスカパー!e2は契約(お金を払う)しないとほとんど視聴できません。契約しない限り、受信できてもできなくても変わりありません。ただし受信できれば未契約で見れる無料の日があるようです。

取り替えるにあたって調べたところ、110度CSデジタルで周波数の低い、トランスポンダ番号ND2~ND12のチャンネルが映りました。周波数の高いトランスポンダ番号 ND14~ND24は映りませんでした。古いBSアンテナは大体このような傾向になるようです。
N-SAT-110(SUPERBIRD-D/JCSAT-110) トランスポンダ利用状況(東経110度)

スカパー!e2について、その後の顛末はこちらをご覧ください。アンテナ交換だけでは不十分でした。
110°CS(スカパー!e2)を東芝42Z2で見るために四苦八苦 ND16問題ND18問題、スカパーが映らない件。

【アンテナ反射鏡の面積比較】
東芝 BCA-453は40cmクラス、MASPRO BS45Cは45cmクラスとのことですが、長径は東芝 BCA-453のほうが少し長いです。面積を計算してみると、東芝 BCA-453はMASPRO BS45Cに対して91.5%の面積でした。
アンテナ  縦半径 横半径
反射鏡面積(割合)
東芝 BCA-453  205mm  265.5mm 170,989平方mm(91.5%)
MASPRO  BS45C  261.5mm  227.5mm 186,897平方mm(100%)

【アンテナレベルの比較】
東芝 BCA-453のほうが、わずかに低い結果となりました。(SONY KV-34DR1でBS1アナログにて測定)
アンテナ 最大レベル
東芝 BCA-453 92~93
MASPRO  BS45C 95

東芝 BCA-453を4分配している以下の機器での(NHK BS1)でのアンテナレベルです。
  • 東芝 REGZA 42Z7000・・・アンテナレベル55
  • SONY KV-34DR1(アナログ)・・・アンテナレベル95(たまに)
  • Panasonic DIGA DMR-BR500・・・アンテナレベル62
  • 東芝 レグザチューナー D-TR1・・・アンテナレベル56

<東芝 BS・110度CSデジタルハイビジョンアンテナ BCA-453 特徴>
以下、取扱説明書より抜粋
  1. BSアナログ、BSデジタル放送、BSデジタルハイビジョン放送に加え、110°CSデジタル放送も受信することができます。
  2. 高効率化、高感度化を図り、ワンクラス上(50cm相当・・・当社比)の受信性能を実現しました。
    性能指数(BS・・・14.5dB/K標準 CS・・・15.0dB/K 標準)
  3. 高性能超低雑音コンバーターを搭載し、高効率反射鏡を開発採用することにより、短径40cmながら、デジタルハイビジョン受信マークをクリアし、業界最軽量(1.1kg)を実現しました。
  4. 反射鏡に、最高品質のカラーコーティングアルミ板を採用し、耐候性、耐蝕性に優れ、リサイクルも可能です。
  5. アンテナの組み立ては、反射鏡支持台にアームを差し込み、押し下げるだけでワンタッチで組み立て完了です。
  6. アンテナの取り付けは、マストの先端はもとより、マストの中間にも簡単に取り付けられ、既設のアンテナマストやベランダ取付金具への取り付けも可能です。風雪の影響を受けにくい軒下などにも設置しやすい形状です。
  7. 防水キャップを付属しておりますので、コンバーター出力端子の防水処理が容易で、工事が簡単に行えます。
<外形寸法>


F形接栓と防水キャップ

実物写真
今回、既設アンテナの取り替えなのでケーブルはF形接栓が取り付け済みでした。切り取って再度付け直すのは面倒なので、F形接栓を付けたまま防水キャップに無理やりねじ込んでみたら入ってしまいました。あーよかった。


仰角・方位角の調整
  1. 受信機(BSチューナー・BS内蔵テレビ・BS内蔵ビデオ)の電源を入れます。
    お手持ちの受信機の取扱説明書を見てアンテナに電源を送る設定にしてください。
  2. 各受信機の取扱説明書のアンテナレベル調整ページをご覧ください。
  3. 仰角固定ボルトをゆるめ、受信地域の仰角(アンテナ方向調整表)に取り付け金具の矢印を仰角目盛に合わせ、仰角固定ボルトを仮固定します。・BSアンテナ調整の仰角・方位角の一覧
  4. アンテナを衛星方向(南西)に向け、ゆっくりと左右に動かすとアンテナにアンテナレベルが表示されます。その時、アンテナレベルが最大になる様に調整します。また、仰角・方位角を再度微調整しアンテナレベルが最大になる様にします。
  5. デジタル放送の受信
    • デジタル放送は受信アンテナが最適に調整されていないと正しく受信できないので正確に(入念に)調整する必要があります。
    • 衛星からの微弱電波を受信して行います。アンテナの受信感度が非常に狭く、最適角度が微妙です。
    • アンテナの方位を調整するときのアンテナを動かす目安は、ゆっくりと90°を30秒以上かけて調整してください。

実物写真
上の仰角固定ボルトを締め付けると、アンテナレベルが92~93から90~91に下がるのには困りました。あきらめて締め付けて、しばらく経って確認すると94でした。たまに95に行きます。

仰角固定ボルトと方位角固定ボルトはネジ径6mm、ボルト頭10mmです。+ドライバーでは写真のとおり多少ナメました。 レンチならナメにくいと思います。


仮に取付金具が不要だとしても、同軸ケーブル15mが必要、その逆でもアンテナセットBCA-453Kがお得です。
アンテナ単体のBCA-453を買った場合や15m以上の長さの同軸ケーブルが必要なときは、「S5CFB」の同軸ケーブルとF型接栓を使ってください。ケーブルの記号の意味は次のとおりです。

S : CS(2,600MHz)まで対応
5 : 網線直径5mm
C : インピーダンス75Ω
F : 発泡ポリエチレン製
B : アルミ箔テープ付き

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<参考情報>
東芝テクノネットワーク(株) BS・110度CSデジタルハイビジョンアンテナ BCA-453、アンテナセット BCA-453K

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