●東芝REGZA Z2レグザ42Z2買って使ったレビュー 旧機種比較 最安値



2年半使った東芝レグザ42Z7000を親戚に5万円で譲り、レグザチューナー D-TR1と2TB HDDをヤフオクに出品し、代わりに新製品のレグザ42Z2を買いました。追い銭3万円弱でW録機に買い替えできました。2年半での進化にワクワクします。

(追記)REGZA Z3とZ2の比較、違い Z3には長時間録画(ASモードで約4倍)が付きました。ほか、録画番組を他のテレビなどに配信するメディアサーバーのレグザリンク・シェア、録画番組の再生コ マ送り、LAN HDD再生機能、濃い色の部分の細部質感、アニメの輪郭が向上、ゲーム機HDMI接続で自動ゲームモード、リモコンが節電ボタン付です。仕様表比較(42Z3と42Z2)
Z2シリーズ | トップから写真を転載↑ ↓そのZ2のページを42Z2に映したところ。
画面横に付いているのは2.1chのCreative Inspire IN-S2です。

42Z7000との比較、42Z2を使ってみての感想・評価です。レガシーな機能の切り捨てが顕著です。

2番組同時録画対応(W録)
  • 42Z7000では1番組しか録画できませんでしたが、見ながら2番組同時録画ができるようになりました。
  • 「地デジ見ながらW録 -2番組同時録画-」対応(3チューナー搭載)にグレードアップしました。
  • BS・110度CSデジタル放送の2番組を同時に録画している場合は、BS・110度CSデジタル放送は録画しているチャンネルのみ選局・視聴できます。(取扱説明書 操作編 P35)
USB HDDの4台同時接続
  • 42Z2ではUSBハブを用いてUSB HDDを4台同時接続できます。USB HDD同士のダビングも直接できますし、付け替えなしでユーザー、番組別に複数台で使うこともできます。(登録は最大8台で同じ)
    USBハブ接続での録画番組のコピーをレビューしています。こちら
  • 3TB HDD(WD30EZRS)を使用して、2TB超え(3TB)の対応について検証しました。問題なく録画可能時間が268時間となり、容量いっぱいまで使用できました。詳しくはこちら
  • 私は2TB USB HDD BUFFALO HD-LB2.0TU2をメインに使っています。(ネット通販で購入) 録画ミスは発生してません。
    ●【お得なネット通販専用3.5インチモデル(白箱・茶箱)】
    レグザREGZA対応USB HDD送料無料(BUFFALO,IO DATA,LaCie)
本体の大きさ
  • とんでもなく薄くなっています。(9.4cm→3.3cm)、あわせてスタンドの奥行きが6.2cm減っています。
  • 意外にも幅が8mm広くなっています。スタンドも2.6cm広くなっています。
【液晶パネルの映り】
  • 液晶パネル
    42Z2
    - 新開発・IPS 倍速LEDパネル[フルHDクリアパネル] ダイナミックコントラスト200万:1、コントラスト1600:1
    42Z7000 -
    倍速10ビット広色域フルHD VA [ハーフグレア仕様]、コントラスト3000:1
  • 一般的にIPS方式は視野角に優れ、正面からのコントラストがVA方式に負ける、色温度が低いといわれているようですが、LEDバックライト、IPS方式の弱点を補う各種技術、グレアパネルのためか逆の印象です。
  • やっぱり映りがきれいになった気がします。真正面から見ると明るく自然で、黒がすばらしく真っ黒になりました。
  • グレアパネルになって心配していた映りこみは気になりませんでした。パネルは4倍速ではないそうです。3Dでもありません。予想はしていましたが正面から写真を撮ると自分が映りこんで恥ずかしいです。
  • 残像は全然気になりません。42Z7000と見比べると番組の右から左に流れるエンドロールの文字の残像が著しく減ってます。(というかないです。)
  • 42Z2になって心なしか視野角による映りの差が大きくなった気がします。(上の写真を参照。左が暗め)
  • 1ヶ月ほど使ってZ2に目が慣れ、お盆に親戚の家で見た42Z7000は黒が白っぽく、残像が少し気になりました。
【古い端子がリストラ】
  • D端子が1つになり、S端子は廃止されました。ビデオ入力が4つ→2つに削減されました。
  • S端子と比較して、コンポジット端子でもレゾリューションプラスのおかげか、クロスカラーやドット妨害などの画質の違いは出にくいようです。
  • 我が家ではスーファミをつなげられないのが困るくらいです。(S端子ケーブルしか持っていない。)
  • ほかにもひかりTV専用LAN端子がなくなっています。しかし、 取扱説明書 準備編 P62に「ひかりTVを視聴するための設定をする」という項目があり、LAN端子ひとつで大丈夫です。

    東芝 LED REGZA Z2 取扱説明書 準備編から抜粋 P17 各部のなまえ 左側面操作部と背面入出力端子
【アナログダビング廃止】
  • アナログダビングのためのアナログダビング出力端子がなくなりました。
  • レグザリンク・ダビングでレコーダーやD-BR1、DTCP-IP Disc Recorderを使えばDVDに書き出せます。
  • 代わりの手段が発達・普及して廃止になったのだと思いますが、レグザリンク・ダビングではレコーダーにダビングしたうえでレコーダーで編集しない限りカットもできません。
(参考) ●DTCP-IP対応LAN HDDでレグザ録画番組を別のテレビやパソコンで見る
(参考) ●BRD-U8DM レグザ録画番組をDTCP-IPダビングでブルーレイ,DVDに焼く

【LAN HDD非対応】
  • Windows共有ドライブからの再生ができません。PT2ユーザーは困ることでしょう。
  • LAN HDDへの録画もできませんが、もともと他のテレビで視聴するためには使えませんので影響ありません。
  • 他のテレビでの視聴はDTCP-IP対応HDDとレグザリンク・ダビングを使います。
  • 直接関係ありませんが、SDカードとUSB機器の動画が再生できるようになりました。(操作編 P64)
【追記】「従来のZG2/Z2/ZP2シリーズでもLAN HDD再生対応アップデートを2012年春ごろに実施予定」AV WATCH
■対象機種:Z2シリーズ(47・42・37Z2)
http://www.toshiba.co.jp/regza/support/dl/index.html#Z2
■内容:「ソフトウェアダウンロード情報」 <バージョン番号> T34-0139DD-126-0013
<実施内容> LANハードディスク再生対応機能を追加しましたので、PCなどでホームネットワーク上にあるLANハードディスクに保存したムービーカメラの動画を再生できるようになりました。

【Eメール録画予約】
  • 予約メールが指定した2時間置きの定時受信(AM0時・2時・4時・6時・8時・10時、PM0時・2時・4時・6時・8時・10時)になりました。Z7000の場合だと標準15分間隔でした。
  • プロバイダーのOP25B対応として、SMTPサーバーで「サーバーポート番号」、「SMTPサーバー認証」が指定できるようになりました。OP25B規制の回線からでも予約設定結果通知が送信できます。
  • Eメール録画予約には予約用メールアドレスが必要です。Z2で設定してみましたので参考にしてください。
(参考) ●REGZA録画予約フリーメール設定Yahoo!,Gmail,Hotmail,goo,AOL

【本体電源ボタン】
  • 使用頻度は低いですが42Z7000で右側上部だったのが左側下部になり、右利きだと使いにくいです。左利きだとうれしいかも。
レグザエンジンCEVOの効果
  • レグザエンジンCEVO、従来のレグザエンジンの3.4倍の高速演算処理能力を発揮するそうです。
  • リモコンを押した反応は普通です。速くも遅くもありません。普通に速いです。
    追記:42Z7000を改めて使ったところ、話にならないくらい遅かったです。(Eメール予約設定の入力)
  • チャンネル変更の速さも普通です。42Z7000から変化ありません。
  • 従来のZ1で約1.8秒かかっていた番組表の起動時間がおよそ1/6の約0.3秒に短縮しているそうです。しかし、妻は気が付かなかったと言っています。前から速いです。(別の方も”速い!"という感覚は皆無とのこと)
    追記:改めて譲った先で42Z7000を操作したら遅かったです。人間速くなるのには鈍感で遅いのには敏感です。
  • 次に利用頻度が高く、待たされる録画リストの表示はHDD依存で早くならないかと思ったのですが1ヶ月ほど経ち両方ともある程度録画番組が溜まって比較したら、Z2はZ7000よりも断然速いです。Z7000ではリストが出るまで一呼吸待ちがありますが、Z2は一瞬です。
  • レグザリンク・ダビングでの送り出しが速くなっているかも?と試しましたが、57分の地デジ番組のRECBOXへのコピーは21分と、おおよそ3分の2で42Z7000のときと大差ありませんでした。
  • USB HDD間のダビング(ムーブ)は57分の地デジ番組がおよそ8分で7倍速でした。詳細はこちら
Wマジックチャプター
  • 録画すると自動でCMの前後にチャプターを打ってくれます。CM飛ばしがかんたんにできます。妻が感動していました。42Z7000にはこの機能はありませんでした。
  • 一つ前のZS1、Z1では地デジ見ながらW録で同時間帯に録画した番組は、自動チャプター分割に対応していませんでした。
【早見早聞き・スロー】
  • 早見早聞き(1.5倍)はできますが、スローはできません。これは42Z7000と同じ。妻に最初に聞かれましたがダメなんです。
録画リストの情報量が増加
  • 表示番組数が8行から10行に増えて一覧で表示される番組数が増えました。(地味ながら便利で重要)
【音/スピーカー】
  • 42Z2は薄くなったからか一層低音がなく、映画や音楽番組には物足りません。会話主体の番組を見るにはそのままでいいかと思います。
  • 42Z2と47Z2にはそれでも低音用スピーカーが装備されています。それもない37Z2はもっと低音が出ないと思います。
【音声出力(固定/可変)】
  • 42Z7000の時はヘッドフォン端子にPC用2.1chスピーカーCreative IN-S2を接続していて、電源ON/OFFの際にボツという音が出ていて不快だったのが42Z2の音声出力端子につなぐと出なくなりました。(大収穫!)
  • テレビのスピーカーと同時出力できるので、サブウーファーのみで使えるスピーカーを買えば、サブウーファーのみ接続して重低音を補うという使い方もできます。
  • 可変にしておけば、テレビのリモコンで外部スピーカーの音量が変えられて便利です。
  • 安いPC用スピーカーを使う向きには最適です。(テレビ側OFFもできる。)

レグザZ2にはこの可変音声出力があるので、PC用スピーカーを補助に取り付けるといいです。
Z2は本体スピーカーと外部出力が併用できるので、本体スピーカーで不足している重低音をサブウーファーで補う使い方ができます。サブウーファーがあればイコライザだけとは全く比較にならないくらい重低音が出ます。
私はCreative IN-S2 2.1chスピーカーを使っていますが、試してみるとサブウーファーだけで十分だと思いました。

クリエイティブ 2.1チャンネル ステレオ アクティブ PCスピーカー SP-SBS-A120がおすすめです。1,800円ぐらいです。
このサブウーファーだけをZ2につなげばいいと思います。(左右スピーカーはつながない) 左右スピーカーの配線はピンプラグなので接続しなくてもいいです。またZ2の場合、付属のミニジャックのケーブルでテレビに接続できます。
(参考)●http://blogs.yahoo.co.jp/rkttp776/5050887.html REGZA Z1の例

クリエイティブ 2.1チャンネル PCスピーカー
SP-SBS-A120
カスタマーレビュー

レグザリモコンII
  • 録画リストボタンの位置が変わりました。下部中央からカーソル左上へ移動。慣れの問題だけです。
  • 入力切り替えが順送りのみになり、逆送りができなくなりましたが入力ソースが減ったこともあり問題ありません。
  • BSのダイレクト選局ボタンがなくなりました。これはBSをよく見る場合は不便だと思います。我が家はBSをあまり見ないので影響少です。

    東芝 LED REGZA Z2 取扱説明書 操作編から抜粋 P9 はじめに リモコンボタン操作ガイド
【パソコン画面の表示
  • 以下、画面表示の設定にひと手間掛かるというだけの話です。42Z7000では、映像メニューの「PCファイン」を選ぶことで1920×1080のジャストスキャン(Dot By Dot)にできました。(Z7000 取扱説明書 操作編 P72)
  • 42Z2では映像メニューの「PC」を選んでも、画面がオーバースキャンされてはみだしました。映像メニュー関連項目をいじっていても、どうしてもジャストスキャンに設定できないので東芝に問い合わせました。
  • 案内されて、リモコンのフタを開けた「設定」ボタン右横の「画面サイズ」ボタンで「Dot By Dot」を選ぶことでジャストスキャンにできました。デフォルトの画面サイズは「ノーマル」でオーバースキャンのようです。(Z2取扱説明書 操作編 P28)
  • ちなみに映像メニュー「ゲーム」の画面サイズは、「ゲームフル」でジャストスキャンです。
スカパー!HD録画の再生に対応
  • レグザのリモコンでスカパー!HDの録画番組を見れて便利だと思います。 (Z2取扱説明書 操作編 P70)
  • ただしラジオ番組を聴くことはできません。
YouTube視聴
  • レグザにパソコンを接続しているので使いませんが、リモコンでYouTubeが見れるのは手軽でいいですね。ただし見るだけでUSB HDDに録画することはできません。操作編 P34 「録画機能について」参照

<価格比較、最安値は?>
私は楽天のJoshin Webで買いましたが、今見るとAmazonのほうが安かったです。楽天でもJoshinよりも安い店がいくつかありますね。インターネット通販だとやっぱり店頭より安いようです。2011年7月16日に買った価格は106,800円(税・送料込み)、ポイント2%でした。楽天最安値ヤフオク 42Z2も下がってきています。

東芝 LED REGZA
42V型 42Z2
楽天最安値
ヤフオクで調べる

長期保証なしで買いました。故障率はバスタブ曲線と いって最初と最後で高くなり、途中は低い傾向にあるとのことです。従ってメーカー保証の1年間で故障しなければ故障する確率はかなり低いらしいです。ここの受け売りですけど。

今回のJoshinでは商品が都道府県内にあるJoshinのセンターからの配送になったため、注文翌日の配達となりました。商品の箱は薄っぺらいダンボール箱(140.0×71.0×10.3cm)で一人でも十分持てました(19.5kg)。
スタンドはプラスドライバー1本で組み立てでき、危うい場面はありませんでした。(ネジをなめやすいので大きいドライバーがベターです。) メーカーは2人での作業を推奨しています。

東芝 LED REGZA Z2 取扱説明書 準備編から抜粋 P20 テレビを見る準備をする スタンドを取り付ける


<REGZA Z2シリーズ付属品>
●スタンド・・・1式 ○テレビ本体に取り付けてください。 ●リモコン(CT-90376)・・・1個 ●単四乾電池(R03)・・・2個 ●変換ケーブル ○ビデオ入力端子に機器を接続する場合に使います。・・・2本 ●ネジ、クリップ ○テレビの転倒防止に使います。・・・各1個 ●コードクランパー ○配線の整理に使用できます。・・・2個 ●ファーストステップガイド・・・1部、●「お客様登録サービス」のチラシ・・・1枚 ●取扱説明書(準備編、操作編)・・・各1部 ●かんたんガイド・・・1部 ●B-CAS(ビーキャス)カード(BS・CS・地上共用、地上デジタル専用)・・・各1枚

東芝 LED REGZA Z2 取扱説明書 準備編から抜粋 P5 ご使用の前に 付属品を確認する
  • なお、BS・110度CS放送と地デジの電波を分けるアンテナ分波器が付属されていません。 私はアンテナ分波器はDXアンテナのSPR-10-B2を使っています。接続端子が大きくて回し易いのですが42Z2にはギリギリの太さでした。アンテナ分波器2種類を詳しくレビューしていますので参考にしてください。古い機器だとブロックノイズが出たり一部チャンネルが映らないなど110度CS放送の高周波に対応できません。
  • アンテナケーブルも昔から付いていません。アンテナケーブルはそこまでシビアではなく、流用でも大丈夫のようです。BS/CSアンテナと分配器はシビアです。
  • HDMI端子が左側になったことでケーブルが届かなくなって、Amazonで2mのHDMIケーブルを買いました。
    メール便ショップのものが安かったです。なんと送料無料390円でしたが届くまで8日掛かりました。作りはしっかりしています。
(参考)●アンテナ分波器 DXアンテナSPR-10-B2とHORIC BCUV-971の比較
(参考)●東芝 BS・110度CSアンテナBCA-453 取扱説明書と取付・設置、付属品

DXアンテナBS・地デジ分波器SPR-10-B2 ソリッドケーブル
ダブル分波器
F型ネジ固定式 アンテナケーブル1,3,5m HDMIケーブル 2m
UMA-HDMI20

<レグザZ2シリーズは使用時のみ、BS・110度CSアンテナへ電源供給>
  • 「BS・110度CSアンテナ電源供給を「供給する」に設定した場合でも、本機の電源が「切」または「待機」のときは番組情報の取得中や予約した番組の録画中、およびダウンロード中などの場合以外は、アンテナ電源が供給されません。(BS・110度CSデジタル放送を録画機器単独で録画する場合などは、録画機器からアンテナ電源を供給する必要があります。)」 取扱説明書 準備編P36から抜粋。
  • 従って、複数機器を接続する場合は全端子電流通過型のアンテナ分配器を使用するか、常時電源供給できるレコーダーなどと併用する必要があります。我が家ではPanasonic DIGA DMR-BR500が常時電源供給です。


<資料>

東芝REGZA〈レグザ〉用 おすすめUSBハードディスク・購入ガイド
東芝REGZA〈レグザ〉ハードディスク対応 仕様比較表(種類/台数/容量)